学校事務の仕事内容と1日の流れ
今回は学校事務時代の一日をご紹介したいと思います。
1. 前置き
なぜシステムエンジニアから学校事務を目指したのか?
1番の理由は、
相手の顔を見ながらフォロー出来る仕事をしたいと思ったからです。
誰が使うのかわからないプログラムを作るよりも、身近な人相手に対してPCスキルを活かしたいという思いがありました。
2. 学校事務の仕事内容
学校事務といっても仕事内容は多岐に渡るので、簡単にまとめてみます。
※総務、経理、広報、就職は未経験のため、割愛しています。
2-1. 教務
学生の管理がメインです。
教員や講師と深く関わっていくのでコミュニケーション能力に加え、マルチに動ける人が求められます。
基本的に自分のペースで仕事はできません。
学生、教員、非常勤講師の対応に時間を割かれることが多かったです。
教務は日程管理や成績管理など間違いが許されないことが多いので、日々プレッシャーとの戦いでした。
基本的に仕事の流れは「同じことの繰り返し」が多かったので、2年目以降はマクロで作業効率化のツールを作ったりしていました。
・学生の成績管理
・授業準備や配布資料の印刷。
・学生の出席状況の確認。
・定期試験が近づくと試験時間割の管理や試験問題の印刷。
・再試験対象者の周知や再試験日程の調整。
2-2. 設備管理
学校内の設備や備品の管理を行います。
蛍光灯交換や水回りの修理を自分で対応していました。
蛍光灯を交換する本数が多かったので、授業後にまとめて対応していました。(LEDを導入して欲しかったです…。)
校舎の年次点検や消防設備は契約している業者に依頼をして授業や学校説明会と重ならないように日程調整をし、当日の立ち合いも対応します。
点検後に不備が見つかった場合は、改修工事を行い、最後に区に報告書類を提出します。
平日は授業があるので、大きな音が出る工事はまとめて休日に行うことが多かったです。
授業で使用する教材の購入、PCのアップデートやキッティングなども対応していました。
自分のペースで働くことが出来ましたが、休日出勤が月に一回以上ありました。
休日出勤は全て一人で対応しないといけないため、休日出勤の前日は気が抜けません。
・寝坊ができない
・電車遅延ができない
・体調を崩しても出勤しないといけない
一度だけ寝坊して業者に迷惑を掛けてしまったことがありました。。
2-3. 講師管理
専任教員以外で、授業ごとに契約している講師を管理します。
時間割の中から依頼している授業のコマ数を計算し、給料支払いの準備をします。授業以外にも定期試験の採点や試験問題作成料をお支払いしているので、教務と連携して確認をすることが多いです。
年末になると次年度の契約更新の書類作成や時間割の調整を行います。
3. 1日の流れ(教務)
朝は授業準備に時間が取られるので、定時よりも早く仕事を開始していました。
勤務先がSEの時よりも遠かったので、通勤時間が辛かったです。。
定時は17時15分でしたが、定時帰りをしたことは一度もなかったと思います。
上司は毎日定時帰りでしたが。
4. 残業時間
36協定がありませんでしたので、働き放題でした。
実際やらなければいけないことが多かったので残業時間は多く、平均60時間程度でした。(残業代は100%支給)
別の業務を手伝うという風習がないのか、自分の担当業務が終わったら定時で帰る人たちばかりでした。
年中繁忙期状態でしたが、年度末の新入生準備は、特に忙しくなります。
ギリギリまで新入生が確定しなかったので、毎年ヒーヒー言いながら準備に追われていました…(笑)
5. まとめ
学校事務についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
学校事務は高倍率になることが多い職業なので、未経験者がやりたいと思っても中々やれる機会はないと思います。
未経験で働けた自分は相当運が良かったと思っています。
学生が成長していく姿を見れるのは非常にやりがいがありましたし、頑張っていた学生の名前は今でも覚えています。
大変なこともたくさんありましたが、やって良かったと思います。
最後にこれだけ言わせて下さい。
学校事務 = 安定 は嘘です。
約4年働いていましたが、給料は一切上がりませんでした。
姉妹校では残業の未払いも発生していました。
長く勤めてる人ほど仕事量が少なく、逆に若手の仕事量が凄まじいため、離職率もかなり高かったです。
以上になります。
最後まで見てくれてありがとうございます。